コーチングで国際協力を!

アドラー心理学をもとにしたメンタルコーチとして国際協力に携わってます^_^

なぜ国際協力×アドラー流コーチングに至ったのか?

こんにちは!

国際協力、途上国で挑戦する人を応援するメンタルコーチの

ひーやん です!

 

前回から結構間があいてしまい、ややブログの継続に行き詰まりかけている感があるので(^_^;)、

ここらでちょっとテイストを変えて今回は

「なぜ、自分がメンタルコーチになろうと思ったのか?」についてお話したいなと思います。

 

なんでこんな話をお伝えしようとしたかというと、実は結構な頻度で初対面のクライアントさんには、コーチになろうとしたきっかけについて聞かれたりします。

特に国際協力×コーチング??と思われるようです(^_^;)

 

また、やっぱりコーチングを受けるクライアントさんの立場からしたら、

コーチがどんな人なのか?

どんなきっかけでコーチになって、

どんなクライアントさんをサポートすることに情熱を傾けている人なのか?

は気になるかと思いますし、スキルも大事ですが、それ以上にそのコーチが自分を本気で応援してくれると思えるような情熱を感じられるような人か?という点はとても大切なんじゃないかなと思ったからです^_^

 

本日のお話

1.コーチングを学ぼうと思ったわけ

2.コーチング活動を通して目指していること

 

 

1.コーチングを学ぼうと思ったわけ 

自分の場合いくつかのきっかけが重なってコーチングのスキルを手に入れたい!と思うようになりました。

最も大きな動機は、アジア各地で見てきた、いわゆる不遇な子供たちの役に立ちたい!そのためには、人の意識がより広い視野で見られるように変化していくことが欠かせないのではないか?と考えたからです。

 

国際協力の活動をされている方やそこを目指すような方々の多くが、

「(そのような状況の人々に)出会ったから」という原体験をお持ちの方も多いのではないかと思います。

自分の場合もそうでした。

当時、商社マン(今、そんな風に呼ぶのかな??)としてアジアの各地を飛び回っていた頃、ちょくちょくストリートチルドレンと呼ばれる現地の子供たちを街中で、時には夜中でさえ見かけていました。

そんな日々の中でインパクトが最もあったのは、フィリピン・マニラでの車中のできごとでした。

空港から街中に入る移動中、渋滞に巻き込まれて乗っていた車が止まってしまいました。その途端どこからともなく、小学生くらいであろう、たくさんの子供たちがワラワラと出てきました。

そして渋滞で動かない車のところへ、まるで担当の車が決まっているかのように近づき、窓をノックしては、窓ガラスを拭いたり、他愛もない民芸品やたばこを1本単位で売ったりしてお金を得ようとしていました。

自分の車に来たのは、日本人でいえば、小学生の3-4年生くらいに見えた女の子でしょうか?、その腕には弟であろう赤ん坊が抱かれていました。

窓ガラスをノックしてきたので、彼女の商品を買おう(たがだか数10円だと思います)と窓を開けようとすると、運転手の人に言われました。

「まあ、それを買ってあげてもいいけど、ここの子供たちはこの「商売」を続けていることでたくさん事故にあっているんだよ」

 

瞬間、身体が固まってしまいました。

 

顔を窓に向けられず、うつむいて繰り返されるノックの音を、ただ、ただ聞こえないふりをするしかできません。どうしていいか分かりませんでした。

そんな長いような短い時間の中で感じたのは、どこに向けていいのかわからない、何かが間違っているという大きな怒り、そしてそれに対して全く何もできない自分に対しての圧倒的な無力感でした・・・

・・・それから月日は流れ、あのような子供たちが少しでも減っていけるような世の中に向かうことへ役立てるような仕事がしたいとの想いから商社を辞め、環境系の会社へ転職したり、仲間とベンチャーを起こしたりした経緯を経て、水処理装置の会社でのカンボジアの農村地帯でのプロジェクトに関わりました。

そこでもまた、あの時の子供と変わらないような子供にたくさん出会うことになったのです。

 

車の外からお金をねだる子供を見て

「ああ、まただ。自分はまだ何にもできていない・・」

ある種の絶望というか大きな落胆を再び感じることになりました。

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一方で、プロジェクトの実施においては、そんな貧しい人々の状況をまったく顧みないばかりか、助長するようなことばかりして、自分とその周りの小さな世界だけを大事にするような、現地の権力を持つ人たちとも出会いました。

 

自分は国際協力活動をしている!と言える程の人間ではありませんが、このプロジェクトを通して感じたのは、途上国での「貧困」は複雑な状況が入り組んでいて一筋縄ではいかないということ、

でも結局はよく言われるように“教育”(道徳感)がその解決の根本となるのではないか?ということでした。

さらには他人に対する意識の持ち方や視点の高さへの変化が多くの人に起こらない限り、現地の権力者たちと同じように、自分とその小さな周りの利益だけを求めて争うことが繰り返されるのではないか?と感じました。

 

人の意識の変化を促すって?そんな大それたことはよっぽどのインフルエンサーやそれこそ権力でもない限り難しいんじゃないか?と思っていた時に出会ったのがコーチンでした。

自分の師匠のそのまた師匠の公開コーチングをたまたま見て、あっと言う間に目の前の人が、自分の中で大切にしたいことややりたいことや問題の本質に辿りつき、行動へのやる気に満ちていくのを目の当たりにして、      「これだ!!」って直感しました。

 

よくよく調べるとアドラー心理学の考え方、

特に「共同体感覚」をバックボーンとしたコーチングは自分が探していた「人の意識がより広い視野で見られるように変化していくこと」へのきっかけとして、このコーチングはぴったりだ!と感じました。

 

2.コーチング活動を通して目指していること

自分がアドラー流のコーチング活動をすることで目指したいのは、あのアジアで見てきたような子供たちが、自分たちの夢に向かって夢を追い続けられるように周りの大人たちが支える社会の土台を作ることです。

 

アドラー流のコーチングではクライアントさんに「自己受容感」、「他者信頼感」、「所属感」、「貢献感」を高めていくことを考慮しながら、本当にその方がやりたいことを見つけ出し、より早く実現していくことをサポートするものです。

カンボジアで出会った自分のことしか考えられないように見える権力者のような人たちも、これまでの人生で勇気をくじかれた体験を重ねてきた結果、視野が狭い選択や行動をとっているだけで、きっとこれからの体験によっては、その権力をつかって同じ地に住む人々への貢献をすることへの喜びに目覚めることはできるはずと信じています。

 

本当は、現地で出会ってきた権力者のような人たちにコーチングで、「あなたが心からやりたいことは本当にこれなのか?もっとちがうことなんじゃないのか??」と彼らの幼少期から振り返ってのセッションをしたいところですが(笑)、コーチングはクライアントさんとの二人三脚で成り立つものなので、簡単ではなさそうです。

 

なので、周りの人たちから変わっていくこと、つまり協力しあうことによって結局は豊かになるし、幸福感を得られるんだ、という人々が増えていくこと、また、国際協力の活動に興味をもつようなそういったマインドを持つ人たちの活躍をサポートしていくことにメンタルコーチとして関わることで、自他尊重しながら共通利益を探るようなコミュニケーションをする人が増えて、その人の周りにいる人にも良い影響を与えていく、そんな連鎖の基となるような人々をコーチングによってサポートしたいと思い活動を続けています。

 

また自分は、アドラー心理学をベースとしたスポーツメンタルコーチンも学んだのですが、これはスポーツというツールが国際協力の活動においてとても有効そうであると感じたことや、アスリートと国際協力のマッチングにもつながりそうだと考えたからです。

 

 

・・・そんな訳で、アドラー流のコーチングを学び、国際協力に携わる方、スポーツに関わる方、またご縁が生まれた方々にコーチングをさせて頂きながら共に成長している日々です。

何となく、なぜ国際協力なのか?が少しでも伝わっていたら嬉しいです!

 

また今度、国際協力の活動の方々に対して、コーチングでどんな事をテーマとしてサポートできるのか?についてもお伝えしたいと思ってます^_^

 

今回は長文の上、暑苦しさ全開で失礼しました(^_^;)

 

 

今日も最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました!!

 

 

【プロフィール】

梶 博之 (ひーやん

✓東京都在住 ✓平日昼はサラリーマン  

✓平日夜、休日でメンタルコーチとして活動中。

✓国内外での国際協力分野、スポーツ分野の方々を中心にコーチング活動を実践中。

✓約15年間の商社時代ではアジア・欧州を中心に海外を飛び回る。

✓現地で多くの不遇な子供たちに出会い、価値観に合った仕事を求め転職。

✓微生物資材会社および、ベンチャー企業経営において環境浄化への仕事に携わる。

カンボジア農村部における給水システムの事業化検証に3年間携わるも事業化は失敗。

✓多くの現地の人々や支援者と関わる中、貧困の根本は教育(=人の考え方・意識)にあるとの自分なりの仮説を持つ。

アドラー流のコーチングによるコミュニケーションの普及が、人の考え方や、意識の変化を未来の貧困の改善につながっていく可能性を感じ、コーチングを学び、現在に至る。

 

 自分が国際協力の活動にコーチングのスキルを用いるきっかけの一つとなったエピソードをこちらのサイトに書いています。よろしければこちらも^_^

 

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こちらまで、「体験コーチングセッション希望

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コーチングセッションの進め方

こんにちは!

国際協力、途上国で挑戦する人を応援するメンタルコーチの

ひーやん です!

 

前回「具体的にコーチングセッション受けるとどうなるの?」についてお話しました。

今回はコーチングセッションってどんな風にやるの?」についてお話したいと思います。

 

本日のお話

1.コーチングセッションはどこでやるの?

2.コーチングセッションの形式

3.コーチングセッションの基本的な流れ

 

1.コーチングセッションはどこでやるの?

自分はスクールで学ぶまではコーチングを受けたこともないまま入ったので、

コーチングセッションがどこでどんな風に行われるか?というイメージはほとんどなかったのですが(^_^;)、

みなさんはコーチングセッションをしている場面ってどんなシーンが思い浮かびます?

ちょっとおしゃれなカフェとかでコーチとクライアントさんが話しているような感じをイメージされたりするんでしょうか? 

確かにこういった感じでコーチングセッションをする場合も多くありますね。でも実際にはいろいろなケースがあるんです。コーチによって異なりますが自分の場合だと、主な場所はこんな感じです。

 

【セッションでよく使う場所】

 ・カフェ(半個室や個室、もしくは適度に静かで広さのあるところ)

 ・貸し会議室

 ・ホテルのラウンジ

 ・スポーツ系のコーチングではグランド等の現場 

その他、クライアントさんが近しい知人の場合はご自宅や、体育館のど真ん中、レアなケースでは海外の遺跡郡の中!でもしたことがあります。

オンラインの場合は、クライアントさんはご自宅にいたり、カフェにいたり、場合によっては海外の田舎の村にいたり、と様々です。(自分のクライアントさんは国際協力活動に関わる方が多いのでちょっと特殊かもです(^_^;))

 

で、どこでセッションするにしても大切なのは、まず周りを気にせず話ができる環境かどうか?体験学習へとつなげやすい環境かどうか?です。

そしてもう一つ、コーチがきちんと守秘義務を守る」ことを事前に伝えることも重要です。

どこでどんな方法でセッションするにしても、いかにクライアントさんの安心し且つ集中して話しができるか?に気を配ります。

 

2.コーチングセッションの形式

基本は1on1 (一対一)のセッション形式ですが、人数によって概ね以下のようになります。

コーチングセッションの形式】

 ・1on1形式 (コーチとクライアントさんの一対一)

 ・グループセッション形式(コーチと複数(少数)のクライアントさん)

 ・セミナー、ファシリテーション、ワークショップ形式(コーチ1名もしくは複数名とチーム等の多人数)

また回数としては、1回のみの単発セッションの他、継続的に一定期間サポートする継続セッションが一般的です。

 

3.コーチングセッションの基本的な流れ

いよいよセッションです。ここからは1on1(一対一)の対面でのセッションをイメージしてお伝えしますね。

当たり前なことですが、セッションのテーマとなるご相談ごとやそのクライアントさんにある背景はどれ一つとして同じものなどありません。

コーチングは「引き出す」スタイルであり、これは言いかえると、「クライアントさんが自ら自分の内側への探究を促し、気づきに至ってもらうこと」なので、いかに安心して率直に気持ちよく話してもらいながら、ご自身の内側を探求してもらうことを大事にしてます。

アドラー心理学では上下関係ではなく、「ヨコの関係」を大切にします。コーチとクライアントが同等の立場で共にゴールに向けて試行錯誤しながら二人三脚で進んでいくプロセスとなります。

で、主なセッションの流れですが、すごく簡単に書くと以下のような流れで進んでいきます。(※セッションテーマによっては変わることも多々あります(^_^;))

 

コーチングセッションの基本的な流れ】

 ①相談したいことをまず簡単にお聞きする

 ②相談したいと思った背景なども聞きながら、今回のセッションテーマは本当にこれでいいか?確認する

 ③テーマが決まったら、今回のセッションが終わった時にどのような状態となれたら良さそうか?をイメージする

 ④テーマについて、より詳細に聞いていきながら現状を具体的に把握していく

 ⑤テーマについてのゴールとして、どのような状態が理想的なのか?を具体的にしていく

 ⑥そのゴールが達成された、更に先にある理想的な未来がどうなりそうなのか?本当の目的とは何か?をイメージする

 ⑦理想の未来の視点から見た時に⑤で描いたゴールイメージが本当にそれでいいのか?を再確認、必要なら修正する

 ⑧現状からゴールに到達するまでに通る、目標をできるだけ具体的に設定する

 ⑨現状から一番近い目標に向けてのアクションをできるだけたくさん出す

 ⑩更にその目標に近づくためのリソース(助けてくれそうな人や情報源)もできるだけたくさん出す

 ⑪出したアクション案の中からすぐにできることを決めて実行する

 ⑫後日、その実行結果をふりかえり、次にやってみることを決めて実行する・・これを繰り返す

 

ざっとこんな感じです。具体的なビジョンや過去のシーンを思い描く時は、体験学習へとつながるように、臨場感を上げていくために口頭だけでなく、身体の感覚も用いながら働きかけていきます。

 

 

GROWモデルについて】

また、代表的なコーチングスキルの一つとして、GROWモデル」もご紹介します。

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簡単に言うと、

・目標(Goalを決め、

・現状・資源(Realityを知り、

目標に向けての行動の選択肢(Optionを決め、

・意思(Willを持って実行していく

というモデルです。

上記でお伝えした通り、基本線はGROWモデルに近いものですが、アドラー流のコーチングにおいては単にクラインアントさんの目標達成だけに注目するのではなく、様々なシーンでアドラー心理学(共同体感覚や5つの理論)をベースとして、コーチとしての在り方(信念)の他、セッションにおける視点や進め方を大切にしています。

また、前回でお話した「体験学習」を促す方法についても大切なポイントですので、後日お伝えしますね。

 

今回はざっとコーチングの流れなどについてお伝えしましたがいかがだったでしょう? 

 

自分自身、コーチングを学ぶようになってから多くの先輩・仲間のコーチからコーチングを受けてきました。

目の前のことばかりに対処していく毎日の中で「コーチのサポートを受けながら自分自身に深く向き合う時間」というのは本当に貴重だと思います。

セルフコーチングでも確かに自分と向き合うことは可能です。が、やはり他者からの刺激を受けながら、「ウーン」と深く心の中を探ったり、「こんな風になりたい、こんなことをしてみたい」といったビジョンをありありと描くには、やっぱりコーチのサポートがあった方が圧倒的に効率はいいと感じています。

また、コーチからの勇気づけはモチベーションの向上や決断への力となりました。

あとから時間を無駄にしてしまった!ということにしないためにも、「自分に向き合う時間をしっかり取る」という意味でも是非興味を持たれた方は一度コーチングってどんな感じなのか?を受けてみても損はないかなと思います^_^

 

今日も最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました!!

  

【プロフィール】

梶 博之 (ひーやん

✓東京都在住 ✓平日昼はサラリーマン  

✓平日夜、休日でメンタルコーチとして活動中。

✓国内外での国際協力分野、スポーツ分野の方々を中心にコーチング活動を実践中。

✓約15年間の商社時代ではアジア・欧州を中心に海外を飛び回る。

✓現地で多くの不遇な子供たちに出会い、価値観に合った仕事を求め転職。

✓微生物資材会社および、ベンチャー企業経営において環境浄化への仕事に携わる。

カンボジア農村部における給水システムの事業化検証に3年間携わるも事業化は失敗。

✓多くの現地の人々や支援者と関わる中、貧困の根本は教育(=人の考え方・意識)にあるとの自分なりの仮説を持つ。

アドラー流のコーチングによるコミュニケーションの普及が、人の考え方や、意識の変化を未来の貧困の改善につながっていく可能性を感じ、コーチングを学び、現在に至る。

 

 自分が国際協力の活動にコーチングのスキルを用いるきっかけの一つとなったエピソードをこちらのサイトに書いています。よろしければこちらも^_^

 

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コーチングを受けるとどうなるの??

こんにちは!

国際協力、途上国で挑戦する人を応援するメンタルコーチの

ひーやん です!

 

ここまで、アドラー心理学コーチングに用いることについてお伝えしてきました。

今回は「じゃあ具体的にコーチングセッション受けるとどうなるの??」についてお話したいと思います。 

 

コーチングセッションでは、クライアントさんが現実を変化させていくための行動を始めてもらってなんぼです。

 

では、クライアントさんが悩んでいることに対して、行動を起こしてもらうためにコーチにできることってなんでしょうか?

 

ポイントは 「心が動く」ことです。

 

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わたしたちの「心が動く」時ってどんな時でしょう?

過去何度もしてきたような体験ではなく、初めてのインパクトのある出来事や、自分が大切にしている価値観を揺るがすような体験が起きた時ではないでしょうか?

嬉しいこと、くやしいこと、感動したこと、悲しかったこと・・・そんな体験はたとえ幼少期の昔のことであってもきっと心の奥に残っているし、さらにはそこから何かを学んだのではないでしょうか? 

コーチングセッションにおいては、あの手この手を使いながら、過去のインパクトあったことを再体験したり、まだ体験していない未来の理想の状態へできる限り高くリアル感をもって臨場体験をしてもらいながら、

「あっ!!」という気づきを探していきます

 

脳科学によると、脳はイメージの世界と現実の世界のギャップの違いを潜在意識では区別できないそうです。

だがら私たちは、フィクションだと顕在意識では理解しているはずの映画を観たり小説を読んでその中にどっぷりとはまって涙を流したりするし、トップアスリートたちはイメージの中での試合シーンを詳細に行っているんですね^^

 

想像してみてください。

 

もし、自分にとってインパクトのあった過去のあのシーンに戻って、臨場感をもって再体験したら何を思い出すでしょう?

まったく制約をかけずに描いたその未来をリアルにイメージした時、どんな気分でしょうか?そんな気分になれるのは何が満たされたからなんでしょうか?

 

「臨場感をもって」イメージの中で「体験する」ことで

「気づき」が出てきそうなことが想像できましたでしょうか? 

そして、脳はそのイメージの世界と現実の世界を本質的には区別できないのです。さらに言えば、より臨場感が高いと感じる方へと現実を変えていくべく情報の選別を行うフィルターの様な機能もあるそうです。

・・・臨場体験から「気づき」を得ていくことを「体験学習」と呼んでいますが、この方法は気づきを得るばかりでなく、理想の未来への臨場感をあげる程に、脳の機能においても現実を変えていくための作用も同時に働くのです!

 

アドラー流のコーチングでは原因ではなく、目的を大切にします。なので目の前の課題(問題)の原因探究にエネルギーを注ぐよりも「で、本当はどうなりたい?(目的)」にフォーカスし臨場して貰うんです

でてきた理想の未来や自分の未来像が到底不可能と思えることでもいいんです。その理想のイメージの中にはきっと大切な価値観や幸福感を得るためのエッセンスが詰まっているはずですから

 

かつてマザーテレサは「戦争反対の集会には行かない。平和の祈りへの集会ならいいわ」というようなことを語ったと記憶しています。彼女がアドラーを知っていたかどうかは不明ですが、フォーカスすべきポイントは理想とする未来の方だと伝えたかったのではないでしょうか?

 

以上が、現実を変えていく行動へと結びつけるためのコーチングのポイントをお伝えしました。

あともう一つ大切なことがあります。

それは「できそうな感じ、やってみたいなって感じ」を維持していくことです。

クライアントさんが現状を変えていくのに、はじめから上手くいくとは限りません。何度でも修正して挑戦して少しずつでも現実に変化を作りだすためにコーチには「絶え間ない勇気づけ」は不可欠ですし、わずかな変化でもきちんと変わってきているよって認識してもらうこともとっても大切にしています。

 

「おまけ:コーチングの対象テーマとなること

ところでクライアントさんの相談事、悩み事に対してコーチングではどこまでを対象にしているのでしょうか?

自分が学んだところでのコーチングで対象としている領域としては以下の3つに大別しています。基本的には、あらゆる領域のご相談事がコーチングの対象となろうかと思います。

(※ただし、極度の鬱状態で苦しんでおられるような場合など、専門のカウンセリングや医療的な手当の方が有効であろうと思われる際はコーチングよりもそちらをお勧めすることはあります)

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1.発見する (目的発見)

これまで大切にしてきたこと、価値観やその優先順位、どんな時に自分は喜びを感じるのか?本当はどうなりたいのか?どんな人生を送りたいのか?・・・これらのようなことを「発見する」ことをしていくことが中心となるセッションです。

 

2.実現する (目標実現)

ゴールははっきりしているんだけど、何をどう、どのような順番でやっていくのがいいのか?などがゴチャゴチャになっている・・・こんな時には目標に向けてのやること、やめることの整理や順番、他にも出来そうアクションはないか?、助けて貰えそうな人や役に立つ情報がどこにありそうか?などを探っていきます。

 

3.解決する (問題解決)

いわゆる、問題を解決することを探っていくセッションです。人間関係のトラブル等においての自分の心の中で起こっていること、相手の心の中で起こっていそうなこと、第3者からどう見えるだろう?とか、未来の理想の自分や尊敬する憧れの人物だったらどう考え、行動おこすだろう?・・・といった視点の切り換えなどをしていきながら解決へのヒントを探っていきます。

 

今回はこんな感じです。^^

 

今日も最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました!!

 

 

【プロフィール】

梶 博之 (ひーやん

✓東京都在住 ✓平日昼はサラリーマン  

✓平日夜、休日でメンタルコーチとして活動中。

✓国内外での国際協力分野、スポーツ分野の方々を中心にコーチング活動を実践中。

✓約15年間の商社時代ではアジア・欧州を中心に海外を飛び回る。

✓現地で多くの不遇な子供たちに出会い、価値観に合った仕事を求め転職。

✓微生物資材会社および、ベンチャー企業経営において環境浄化への仕事に携わる。

カンボジア農村部における給水システムの事業化検証に3年間携わるも事業化は失敗。

✓多くの現地の人々や支援者と関わる中、貧困の根本は教育(=人の考え方・意識)にあるとの自分なりの仮説を持つ。

アドラー流のコーチングによるコミュニケーションの普及が、人の考え方や、意識の変化を未来の貧困の改善につながっていく可能性を感じ、コーチングを学び、現在に至る。

 

 自分が国際協力の活動にコーチングのスキルを用いるきっかけの一つとなったエピソードをこちらのサイトに書いています。よろしければこちらも^_^

 

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アドラー心理学をコーチングで使うとは?

こんにちは!

国際協力、途上国で挑戦する人を応援するメンタルコーチの

ひーやん です!

 

一昨日はスポーツメンタルコーチングの先輩コーチが、オリンピック代表(しかも2名同時!)に決まった選手のメンタルコーチとしてNHKに出ていました!

嬉しい! おめでとうございます!!

 

さて、今回は、アドラー心理学をどんな感じでコーチングに使っているのか?についてお伝えしたいなと思います!

 

アドラー心理学コーチングで使うとは?

 

全体的なイメージとしてはこんな感じです!

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まず、 コーチングセッションでのゴールとしては、ご相談者が

「自分らしく、周りの人に役に立つ行動をしていくことによって、周りの人とともに幸福感が上がっていくこと」を目指します。

これがアドラーの言う「共同体感覚」をコーチングセッションで表すものです。

単にご相談者の目の前の目標達成だけではなく、ご相談者に関わる人たち、さらにはその目標達成によって周りの人たちとの未来がどんな風に変わっていくのか?を大切にしてます。

ちなみに前回のこちらの記事では、人が幸福を感じるための4つの要素と共同体感覚の関係についてお伝えしました ^_^

 

アドラーの5つの理論

以下の5つの考え方に基づいて、“人とはこういう存在である”という前提に基づいて、コーチングセッションをしていきます。

1.主体論

2.目的論

3.認知論

4.全体論

5.対人関係論

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簡単に一つずつ説明しますね。「 」はアドラーの言葉です。

1.主体論

 「人間は、自分の人生を描く画家である。あなたをつくったのはあなた自身。これからの人生を決めるのもあなただ

すべての人は、その人の人生における主人公です。そして自分の人生は自分の力で道を切り拓く力はすでに備わっていると信じています。

 

2.目的論

 「もっとも重要な問いは「どこから」ではなくて「どこへ」である

 「カッときて自分を見失い怒鳴ったのではない。相手を支配するために、怒りという感情を創り出し利用したのだ

人のすべての行動には何らかの目的があると考えます。

セッションでは、原因(なぜそうなった?)よりも目的(本当はどうなりたいの?)に強くフォーカスします

3.認知論

ピンク色のレンズのメガネをかけている人は、世界がピンク色だと勘違いをしている。自分がメガネをかけていることに気づいていないのだ

すべての人は、その人個人の経験や知識に基づいて世の中とはこういうもんだ、と思い込んでいます。脳には、その人が無意識下で重要だととらえている情報のみを見つけるようなフィルターのような機能があるそうです。これが色メガネであるなら、この色メガネ(=認知)を幸福につながるものへとつけかえればいいわけです

 

4.全体論

 「”やる気がなくなった”のではない。”やる気をなくす”という決断を自分でしただけだ。”変われない”のではない。”変わらない”という決断を自分でしているだけだ

 やらなきゃいけないことがあるのに、どうしても動きだせない時ってありますよね。それって、頭の中に“アクセルを踏む自分”と“ブレーキを掛ける自分”がいる状態です。一見、目標達成には不要に思える“ブレーキを掛ける自分”にもきっと理由(目的)があるはずです。そしてそれは全体として分けることのできない一人の自分であるので、それぞれちゃんと話をきいていきながら、共通の目的を探っていきます。

 

5.対人関係論

 「全ての悩みは対人関係の課題である。仙人のような世捨て人でさえも、実は他人の目を気にしているのだ

他の人の存在があるからこそ、自分はこのような存在だと認識できるんではないでしょうか?    そう考えると100%他の人をまったく気にしない、っていうのはできそうもありません。(少なくとも自分は(^_^;))

更には、関わる相手によって自分自身を使い分けるし、同じ人を相手にしていても、そこにもう一人加わることでもまた違う自分になるし、そこにいない誰かのことを気にしたりすることでも変わります。つまり人は相手や状況によって常に変化しているもの、という視点で見てます。

 

以上、こんな感じでアドラー心理学の考えをもとに、「人とはこのような存在なのだ」という前提のもとコーチングを進めていきます。

 

あともう一つ、大切なのが「不完全であることへの勇気」です。

この世に100%完全な人なんて存在しない以上、「自分らしさ」っていうのは「不完全である自分を受け入れる」ことから始まるんじゃないかなと思います。

そしてコーチングセッション後に一歩を踏み出すのも、それを試行錯誤をしながら続けていくのも、やってみよう!できそう!続けて行こう!という勇気が必要です。

アドラー心理学は「勇気づけの心理学」とも呼ばれていて、アドラーもこんな風に言ってます。

自分の不完全さを認め、受け入れなさい。相手の不完全さを認め、許しなさい

できない自分を責めている限り、永遠に幸せにはなれないだろう。今の自分を認める勇気を持つ者だけが、本当に強い人間になれるのだ

どんな能力をもって生まれたかはたいした問題ではない。重要なのは、与えられた能力をどう使うかである

 

 

いかがだったでしょうか?

今回はアドラー心理学コーチングにどうやって落とし込んでいるのか?についてお伝えしました。何らかのご参考になったら、嬉しいです!

 

今日も最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました!

ひーやんでした ^_^

 

 

プロフィール

梶 博之 (ひーやん

✓東京都在住 ✓平日昼はサラリーマン  

✓平日夜、休日でメンタルコーチとして活動中。

✓国内外での国際協力分野、スポーツ分野の方々を中心にコーチング活動を実践中。

✓約15年間の商社時代ではアジア・欧州を中心に海外を飛び回る。

✓現地で多くの不遇な子供たちに出会い、価値観に合った仕事を求め転職。

✓微生物資材会社および、ベンチャー企業経営において環境浄化への仕事に携わる。

カンボジア農村部における給水システムの事業化検証に3年間携わるも事業化は失敗。

✓多くの現地の人々や支援者と関わる中、貧困の根本は教育(=人の考え方・意識)にあるとの自分なりの仮説を持つ。

アドラー流のコーチングによるコミュニケーションの普及が、人の考え方や、意識の変化を未来の貧困の改善につながっていく可能性を感じ、コーチングを学び、現在に至る。

 

 自分が国際協力の活動にコーチングが必要だと考えたきっかけの一つとなったエピソードをこちらのサイトに書いています。よろしければこちらも^_^

 

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人の欲求とアドラー流のコーチングについて

こんにちは!

 

国際協力、途上国で挑戦する人を応援するメンタルコーチの

ひーやん です!

前回はなぜ「コーチング×アドラー心理学×国際協力」なのか?を簡単にお伝えしました。

アドラー心理学でもとりわけ大切な概念である「共同体感覚」についてや、その感覚を拡げていくイメージを「思いやりゾーン」という言葉なんぞを使いながらお伝えしてみましたが、いかがだったでしょう?

さて今回は、この「思いやりゾーン」についても関係してくるのですが、人の欲求についてお話ししたいと思います!

 

マズロー欲求段階説」って聞いたことありますでしょうか?

アメリカの心理学者のアブラハム・マズローが示した人の欲求を階層で表したものですが、以下のような感じで表しています。

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この図を見て自分に当てはめてみると、なるほどなぁと思いますねぇ。

まず下層の「生理的欲求」「安全の欲求」。これら2つの欲求が満たされないことには、まともに生きていきないですよね。

その上の「社会的欲求」とは、家族と友人とかそういった居場所や存在感に関わることです。このあたりを感じることができていないと、他者へのことを思いやる余裕も少ないだろうなと思います。

さらにその上の「尊厳・評価の要求」は、「外部への承認欲求」とも言いかえることができそうですが、これも誰しもが持っている欲求だと思います。

ここまでの段階の欲求は人類が社会を作ることで生き抜いてきた歴史を考えると、一種の「生存欲求」であるとも言えるかもしれません。

つまり肉体的(生理的)や安全といった、生き物としての欲求があるのはもちろんのこと、社会の一員として居場所を感じられたり、その居場所で認めて欲しい!という承認欲求も含めての生存欲求が我々のDNAに組み込まれているんじゃないかなと感じます。

・・・こういったことからもこの下層の4つの欲求は「生存欲求のステージ」とも呼べそうです。

それに対し、その上の自己実現の欲求」の段階になると、他者の目を気にせず自分らしく、自分が満足できること、好きなことへと向かっていく、自分の内側の承認を求め、自分自身を表現したいと思うようになるステージとなるのではないでしょうか?・・・「自己表現のステージ

 

そしてここを超えた時に、あらゆる個人の欲求という欠乏感から抜け出し、自我をも超越する「自己超越の欲求」(悟りの境地?)へと入っていくとマズローは考えたようです。…が、この辺りだとコーチングの範囲を超えていそうです(^_^;)

 

人は本質的に「自分だけでなく、より多くの他者にも喜んで貰うこと」によって、より大きな幸福感を感じていくのではなかろうかと思います。アドラーによると、次の4つの条件が整った時、人は幸福感を感じるそうです。

1.自己受容(このままの自分でいいんだ)

2.他者信頼(あの人も自分と同じような存在だし、話せば通じるはず)

3.所属感(ここに居てもいいんだ)

4.貢献感(何かの役に立てている)

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これらはマズローの欲求説とも繋がっているようですし、人が社会性を持つ動物であるという生物としてみた時にも、そうだよねって思えます。

 

で、端的に言うとアドラー流のコーチングセッションでは、上述の4つのポイントを満たしていくことで、マズローの欲求説でいう「生存欲求のステージ」から「自己表現のステージ」にクライアントさんが向かっていくことを目指しサポートしていきます。

クライアントさんが「自己表現のステージ」に入っていくことで、自然に「自分らしくあること」、「周りの役に立つこと」で幸福感を得ようとしていくことにつながり、その結果、自分と周りの人とともに幸せになっていく。更にはより多くの人々への貢献をすることで自分の幸福感と周りの幸せの範囲を拡大につながる。

・・・これが「共同体感覚の拡がり」であり、「思いやりゾーンの拡がり」であろうと自分は考えてます!

 

シャンパンタワーの如く、頂上にある自分自身のグラスを満たしていくことから始め、溢れたシャンパンが下のグラスを満たしていく。

…こんなイメージで自分をしっかり大切にしていくことを忘れないことが重要なんじゃないかな、と思います。国際協力に関わるような方は特にね^_^

 

今回はちょっと堅苦しかったかもしれませんね。

あくまでも自分の見解なんで参考になることがあったら嬉しいです!

 

最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました!

 

ひーやんでした ^_^

 

【プロフィール】

梶 博之 (ひーやん

✓東京都在住 ✓平日昼はサラリーマン  

✓平日夜、休日でメンタルコーチとして活動中。

✓国内外での国際協力分野、スポーツ分野の方々を中心にコーチング活動を実践中。

✓約15年間の商社時代ではアジア・欧州を中心に海外を飛び回る。

✓現地で多くの不遇な子供たちに出会い、価値観に合った仕事を求め転職。

✓微生物資材会社および、ベンチャー企業経営において環境浄化への仕事に携わる。

カンボジア農村部における給水システムの事業化検証に3年間携わるも事業化は失敗。

✓多くの現地の人々や支援者と関わる中、貧困の根本は教育(=人の考え方・意識)にあるとの自分なりの仮説を持つ。

アドラー流のコーチングによるコミュニケーションの普及が、人の考え方や、意識の変化を未来の貧困の改善につながっていく可能性を感じ、コーチングを学び、現在に至る。

 

 自分が国際協力の活動にコーチングのスキルを用いるきっかけの一つとなったエピソードをこちらのサイトに書いています。よろしければこちらも^_^

 

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はじめまして!コーチング×アドラー心理学×国際協力??

はじめまして!

 

国際協力、途上国で挑戦する人を応援するメンタルコーチをしている、梶 博之 と言います。

コーチ仲間たちからは ひーやん と呼んでもらってます ^_^

 

いきなりですが、

コーチング」って、言葉聞いたことあります??

 

似たような言葉に、

「カウンセリング」とか 「コンサルティング」というのがありますよね。

これらの違い、って分かります???

自分にはよく分かりませんでした(^_^;) しかもコーチングのスクールに申し込んでからしばらくしても・・(笑)

 

どれもご相談者とお話を重ねながら課題を解決していく、という基本的なスタイルは同じなんですが、「コーチング」で特徴的なのは、コーチは基本、「アドバイス」や「意見」をしない! ってことなんです。

 

とにかく、クライアントさんの中に存在する、その方だけがもっているオリジナルの答えや気づきを「引き出して」いくという、コミュニケーションのスタイルなんです。

このコミュニケーションスタイルがミソで、より多くのことを「引き出す」には、まずよく話を聞きたい、という姿勢でもってご相談者の状況を想像し、できる限り同じ目線でいること、すなわち横(対等)の関係でいることが基本なんです。

 

ベストセラーにもなった書籍「嫌われる勇気」の題材となった、アドラー心理学のアルフレッド・アドラー は100年以上前のオーストリア出身の精神科医でしたが、第一次世界大戦での軍医での経験から、以下のように語っています。

 

世界が今必要としているのは、新しい大砲でも、新しい政府でもない。それは共同体感覚

 

この「共同体感覚」って、一言で伝えるのはなかなか難しいんですが、自分の理解では、以下のような感じです。

 

・我々のようなヒト(ホモサピエンス)という種族は、協力しあうことで生存競争を生き残ってきた。

・我々のDNAは共同体(コニュニティ)の一員でいることを求めるようになっていて、共同体の一員だという感覚を得られたときに幸福感を感じるようにできている。

・共同体の一員だという感覚とは、そこに所属しているという感覚、そして自らの能力を活かして他者やコミュニティに貢献できているという感覚のこと。

 

・・・ちょっと堅苦しく書いてしまいましたが、要は、共同体の一員であるという感覚につながることで、幸せを感じるように人はできている、というものです。

 

 

自分はコーチングを学ぶ上で常に意識してきたのは、コーチとしての在り方でした。最悪、スキルは後からでもいい!とすら、思っていました。(笑・・・もちろんちゃんと学びました!)

そして学んだコーチングスクールでは、上述の「共同体感覚」を中心とした、アドラーの考え方を拠り所としたコーチとしての在り方を叩き込んでくれました(^_^;) 

 

ところで自分は、この共同体感覚を意識できる心の範囲を勝手に「思いやりゾーン」と呼んでます(笑)

誰でも好きな人や近しい人には、相手の状況を想像したり、思いやる気持ちを持って、コーチング的なコミュニケーションを取ることはそれほど難しくなくできるんじゃないでしょうか?

でも一方でその範囲(ゾーン)が離れるほどに、相手への想像力や思いやる気持ちを同じように想うのは難しくなるし、その範囲(ゾーン)も人によって異なるのではないかな?と思います。

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と、いうのも自分はカンボジアであるプロジェクトに3年間携わっていましたが、貧困に苦しむ人々に直接影響をもたらす現地の権力者や裕福な支配層にあたる人たちの中には、正直この人は思いやりゾーンが狭いなって人に出会いました。

でもきっと彼らだって、「思いやりゾーン」を拡げていくような行動やコミュニケーションが結局は彼ら自身の利益にもなるし、より大きな幸福感を得られるのだと気づいていくはずだと信じています。

共同体感覚(コーチング的なコミュニケーション)の拡がりが、今貧困で苦しんでいる地域を変えていくためのマインドセットとなり、意識の変革へとつながっていく。その先には自分が目にしてきた、夢を追い続けるのが困難な状況にいる子供たちがいなくなる・・・そんな未来に向けて、今自分ができる目の前のことをやっていこうと日々を重ねていきたいと思っています!!

 

・・・・初回から、熱くなってしまいました(笑)

なぜ「コーチング×アドラー心理学×国際協力」なのか?が何となくでもお伝えできていたら嬉しいです。

 

これから、以下のような内容を中心に自分が得てきた体験や知識、やってることや興味を持っていることを少しずつシェアしていきたいな、と思っています。何らかのお役に立てたら嬉しいです^_^

 

コーチン

アドラー心理学

#スポーツメンタルコーチン

#国際協力

#スポーツを通じた国際協力

カンボジア

脳科学

量子論

トライアスロン

等々・・

 

最後に簡単に自分のプロフィールを以下します!

梶 博之 (ひーやん

✓東京都在住 ✓平日昼はサラリーマン 

✓平日夜、休日でメンタルコーチとして活動中。

アドラー心理学をもとにしたコーチングスクール2カ所(アナザーヒストリー、フィールドフロー)で一般向けコーチング、スポーツメンタルコーチングを学ぶ。

✓国内外での国際協力分野、スポーツ分野の方々を中心にコーチング活動を実践中。現在までのセッション数は約250回。

✓約15年間の商社時代ではアジア・欧州を中心に海外を飛び回る。

✓現地で多くの不遇な子供たちに出会い、価値観に合った仕事を求め転職。

✓微生物資材会社および、ベンチャー企業経営において環境浄化への仕事に携わる。

カンボジア農村部における給水システムの事業化検証に3年間携わるも事業化は失敗。

✓多くの現地の人々や支援者と関わる中、貧困の根本は教育(=人の考え方・意識)にあるとの自分なりの仮説を持つ。

アドラー流のコーチングによるコミュニケーションの普及が、人の考え方や、意識の変化を呼び、それが未来の貧困の改善につながっていくことへの可能性を感じ、コーチングを学び、現在に至る。

 

 

 また、自分が国際協力の活動にコーチングのスキルを用いるきっかけの一つとなったエピソードをこちらのサイトに書いています。よろしければこちらも^_^

 

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