コーチングセッションの進め方
こんにちは!
国際協力、途上国で挑戦する人を応援するメンタルコーチの
ひーやん です!
前回は「具体的にコーチングセッション受けるとどうなるの?」についてお話しました。
今回は「コーチングセッションってどんな風にやるの?」についてお話したいと思います。
本日のお話
1.コーチングセッションはどこでやるの?
2.コーチングセッションの形式
3.コーチングセッションの基本的な流れ
1.コーチングセッションはどこでやるの?
自分はスクールで学ぶまではコーチングを受けたこともないまま入ったので、
コーチングセッションがどこでどんな風に行われるか?というイメージはほとんどなかったのですが(^_^;)、
みなさんはコーチングセッションをしている場面ってどんなシーンが思い浮かびます?
ちょっとおしゃれなカフェとかでコーチとクライアントさんが話しているような感じをイメージされたりするんでしょうか?
確かにこういった感じでコーチングセッションをする場合も多くありますね。でも実際にはいろいろなケースがあるんです。コーチによって異なりますが自分の場合だと、主な場所はこんな感じです。
【セッションでよく使う場所】
・カフェ(半個室や個室、もしくは適度に静かで広さのあるところ)
・貸し会議室
・ホテルのラウンジ
・スポーツ系のコーチングではグランド等の現場
その他、クライアントさんが近しい知人の場合はご自宅や、体育館のど真ん中、レアなケースでは海外の遺跡郡の中!でもしたことがあります。
オンラインの場合は、クライアントさんはご自宅にいたり、カフェにいたり、場合によっては海外の田舎の村にいたり、と様々です。(自分のクライアントさんは国際協力活動に関わる方が多いのでちょっと特殊かもです(^_^;))
で、どこでセッションするにしても大切なのは、まず周りを気にせず話ができる環境かどうか?体験学習へとつなげやすい環境かどうか?です。
そしてもう一つ、コーチがきちんと「守秘義務を守る」ことを事前に伝えることも重要です。
どこでどんな方法でセッションするにしても、いかにクライアントさんの安心し且つ集中して話しができるか?に気を配ります。
2.コーチングセッションの形式
基本は1on1 (一対一)のセッション形式ですが、人数によって概ね以下のようになります。
【コーチングセッションの形式】
・1on1形式 (コーチとクライアントさんの一対一)
・グループセッション形式(コーチと複数(少数)のクライアントさん)
・セミナー、ファシリテーション、ワークショップ形式(コーチ1名もしくは複数名とチーム等の多人数)
また回数としては、1回のみの単発セッションの他、継続的に一定期間サポートする継続セッションが一般的です。
3.コーチングセッションの基本的な流れ
いよいよセッションです。ここからは1on1(一対一)の対面でのセッションをイメージしてお伝えしますね。
当たり前なことですが、セッションのテーマとなるご相談ごとやそのクライアントさんにある背景はどれ一つとして同じものなどありません。
コーチングは「引き出す」スタイルであり、これは言いかえると、「クライアントさんが自ら自分の内側への探究を促し、気づきに至ってもらうこと」なので、いかに安心して率直に気持ちよく話してもらいながら、ご自身の内側を探求してもらうことを大事にしてます。
アドラー心理学では上下関係ではなく、「ヨコの関係」を大切にします。コーチとクライアントが同等の立場で共にゴールに向けて試行錯誤しながら二人三脚で進んでいくプロセスとなります。
で、主なセッションの流れですが、すごく簡単に書くと以下のような流れで進んでいきます。(※セッションテーマによっては変わることも多々あります(^_^;))
【コーチングセッションの基本的な流れ】
①相談したいことをまず簡単にお聞きする
②相談したいと思った背景なども聞きながら、今回のセッションテーマは本当にこれでいいか?確認する
③テーマが決まったら、今回のセッションが終わった時にどのような状態となれたら良さそうか?をイメージする
④テーマについて、より詳細に聞いていきながら現状を具体的に把握していく
⑤テーマについてのゴールとして、どのような状態が理想的なのか?を具体的にしていく
⑥そのゴールが達成された、更に先にある理想的な未来がどうなりそうなのか?本当の目的とは何か?をイメージする
⑦理想の未来の視点から見た時に⑤で描いたゴールイメージが本当にそれでいいのか?を再確認、必要なら修正する
⑧現状からゴールに到達するまでに通る、目標をできるだけ具体的に設定する
⑨現状から一番近い目標に向けてのアクションをできるだけたくさん出す
⑩更にその目標に近づくためのリソース(助けてくれそうな人や情報源)もできるだけたくさん出す
⑪出したアクション案の中からすぐにできることを決めて実行する
⑫後日、その実行結果をふりかえり、次にやってみることを決めて実行する・・これを繰り返す
ざっとこんな感じです。具体的なビジョンや過去のシーンを思い描く時は、体験学習へとつながるように、臨場感を上げていくために口頭だけでなく、身体の感覚も用いながら働きかけていきます。
【GROWモデルについて】
また、代表的なコーチングスキルの一つとして、「GROWモデル」もご紹介します。
簡単に言うと、
・目標(Goal)を決め、
・現状・資源(Reality)を知り、
・目標に向けての行動の選択肢(Option)を決め、
・意思(Will)を持って実行していく
というモデルです。
上記でお伝えした通り、基本線はGROWモデルに近いものですが、アドラー流のコーチングにおいては単にクラインアントさんの目標達成だけに注目するのではなく、様々なシーンでアドラー心理学(共同体感覚や5つの理論)をベースとして、コーチとしての在り方(信念)の他、セッションにおける視点や進め方を大切にしています。
また、前回でお話した「体験学習」を促す方法についても大切なポイントですので、後日お伝えしますね。
今回はざっとコーチングの流れなどについてお伝えしましたがいかがだったでしょう?
自分自身、コーチングを学ぶようになってから多くの先輩・仲間のコーチからコーチングを受けてきました。
目の前のことばかりに対処していく毎日の中で「コーチのサポートを受けながら自分自身に深く向き合う時間」というのは本当に貴重だと思います。
セルフコーチングでも確かに自分と向き合うことは可能です。が、やはり他者からの刺激を受けながら、「ウーン」と深く心の中を探ったり、「こんな風になりたい、こんなことをしてみたい」といったビジョンをありありと描くには、やっぱりコーチのサポートがあった方が圧倒的に効率はいいと感じています。
また、コーチからの勇気づけはモチベーションの向上や決断への力となりました。
あとから時間を無駄にしてしまった!ということにしないためにも、「自分に向き合う時間をしっかり取る」という意味でも是非興味を持たれた方は一度コーチングってどんな感じなのか?を受けてみても損はないかなと思います^_^
今日も最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました!!
【プロフィール】
梶 博之 (ひーやん)
✓東京都在住 ✓平日昼はサラリーマン
✓平日夜、休日でメンタルコーチとして活動中。
✓国内外での国際協力分野、スポーツ分野の方々を中心にコーチング活動を実践中。
✓約15年間の商社時代ではアジア・欧州を中心に海外を飛び回る。
✓現地で多くの不遇な子供たちに出会い、価値観に合った仕事を求め転職。
✓微生物資材会社および、ベンチャー企業経営において環境浄化への仕事に携わる。
✓カンボジア農村部における給水システムの事業化検証に3年間携わるも事業化は失敗。
✓多くの現地の人々や支援者と関わる中、貧困の根本は教育(=人の考え方・意識)にあるとの自分なりの仮説を持つ。
✓アドラー流のコーチングによるコミュニケーションの普及が、人の考え方や、意識の変化を未来の貧困の改善につながっていく可能性を感じ、コーチングを学び、現在に至る。
自分が国際協力の活動にコーチングのスキルを用いるきっかけの一つとなったエピソードをこちらのサイトに書いています。よろしければこちらも^_^
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とメッセージを頂ければ、詳細ご連絡させて頂きます!
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